佐久良東雄展に行きました

皆様こんにちは。巨樹巨木巡礼の写真家 渡邊典博写真アート事務所です。毎日、暗くなるのが早いですね。夕焼け空に、イチョウやモミジの紅葉が映えて美しいです。美しいと感じるとともにあっという間に暗くなる夕暮れ時に冬の訪れをひしひしと感じます。

 

さて、先日ブログでもお伝えしていた『佐久良東雄展』に行ってまいりました。場所は石岡市立石岡小学校敷地内にある"石岡市立ふるさと歴史館"です。ここでは、1階部分で企画展示を、2階部分では広く石岡市の歴史について展示しています。今回は企画展なので1階の展示になります。佐久良東雄の人生、僧侶になり、尊王の志をもち僧をやめ活動するも投獄され亡くなる。。。詳しく説明されています。

 

この説明文の中に、複製となりますが、渡邊典博撮影、鹿島神宮に奉納された"東雄サクラ"の写真が展示されています。見逃せないポイントですね!

2階では石岡の歴史について広く学ぶことが出来ます。もともとこの地は約1300年前,7世紀末頃から11世紀頃まで常陸国府がおかれた常陸の国の中心地であり、歴史館のある石岡小学校の校庭の地下から,常陸国府跡が発見されたそうです。ちなみに、常陸国国府とは,常陸国の役所のことで,戸籍や税の管理などをしていました。そんな史跡や、さらに古い石棺なども見ることが出来ます。商業の中心地としても栄えたそうで、酒造業、醸造業なども盛んにおこなわれていたようです。また、石岡小学校は中世に使われていた府中城の土塁をうまく活用して建てられており、見事なケヤキが登下校する子供たちを見守っています。

 

実は、佐久良東雄の生家は現存しており、今も民家として使われているとのことで、そちらも訪ねてみました。ふるさと歴史館から車で20分ほどのところにあります 国指定史跡 『佐久良東雄 旧宅』 です。主屋は18世紀末頃の建築とみられており、佐久良東雄が観音寺に弟子入するまでのの約8年間を過ごしたといわれています。立派な門に茅葺屋根の堂々とした作りです。現在も住宅として使われているということで、見学する際は所有者にお声がけをとのことでしたが、ご不在のようでしたので、外からのみの見学となりました。現在も民家として使われているということにびっくりです。古いおうちはメンテナンスが大変ですので、住人の方の努力が偲ばれます。

 

旧宅からすぐのところに東雄をまつった、『東雄神社』があるのですが、これがてこずりました。神社ということで、鳥居があってお社があって、、、、というのを想像していたのですが、実際は祠と石碑があるだけでしたので、どこだ?どこだ?とぐるぐる回ってしまいました。発見した時は既に夕暮れが迫り、薄暗い中でのお参りで早々に退散いたしました。。。

 

ここで、潮来に一泊、写真家も好きだったかんぽの宿です。温泉が特徴があり、塩化物冷鉱泉ということで、かなり塩辛く、色も赤銅色、息子は顔についた温泉を思わず舐めていました、インパクト&説得力のあるいい温泉でした。

 

翌日は実物の東雄桜めざして鹿島神宮へ。鹿園の前に『あづまお桜』碑があります。しかし、現在はすべて枯れてしまっており、その後継樹が参道裏手に植えられています。そちらには『東雄桜継植』の石碑もあります。参道裏手なので普通に参拝しているとなかなか通らない場所になりますが、機会があれば、ぜひ訪ねてみてください。

 

『佐久良東雄展』は2018年1月28日 まで開催されています。おたちよりの際は、潮来や佐原といった観光地も近くにありますし、ぜひ鹿島神宮へも足を延ばしてください!お待ちしております!!

 

『佐久良東雄展』

開催中 ~ 2018円1月28日(日) まで

月曜休館(祝日の場合は翌日) 入館無料

10:00~16:30

 

石岡市立ふるさと歴史館

石岡市総社1-2-10 石岡小学校敷地内

TEL:0299-23-2398

 

 

 

校門のケヤキ。いいケヤキです。
校門のケヤキ。いいケヤキです。
旧宅です。まだ人が住んでいるということにびっくり!
旧宅です。まだ人が住んでいるということにびっくり!

東雄桜の 鹿島神宮の 地図です。
東雄桜の 鹿島神宮の 地図です。
こちらが後継の桜です。春じゃないと少々わかりづらいかも。。
こちらが後継の桜です。春じゃないと少々わかりづらいかも。。

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