7月24日、杉の樹大学公開講座 『巨樹・巨木巡礼のさくら』というタイトルで講演会をさせていただきました。
当日は10時開始ですので、9時半ぐらいに会場についたところ、なんともうお客様が20人以上います。熱心な皆さんにびっくりし、あわててセットアップをします。今回は事前準備にいつも以上に時間をかけましたので
私も前日は徹夜というか、早朝までかかって準備をしました。よろこんでいただけるのか、どきどきです。
結果として70人近いお客様が来て下さりいよいよ開始です。
私が撮り続けた桜について、まず自分が写真家として桜を撮るようになったきっかけなどをお話していきます。また、桜についての科学的なお話や、文学的なお話も織り交ぜてみました。前半は、桜あれこれという形で話がすすみ、いよいよ後半です。
後半は桜前線になぞらえて、日本列島を北上する形で九州から北海道に向かい60本の桜を紹介していきます。たんなる桜の説明ではなく、自分が撮影したときの様子や、撮影のポイント、苦労話などをおりまぜてお話しました。脳梗塞から1年近くたち、日常のおしゃべりに問題はないつもりですがそれでも時々言葉に詰まることもありました。しかし、おおむね自分では満足行く形で話すことができました。
あれこれ悩んで絞りに絞った60本だったのですが、後半は時間が足りなくなってしまい、やや駆け足になってしまったのが残念です。反省。でも、全ての桜を無事に紹介することができてほっとしました。
いままで、何度も講演会は行っていますが、今回は、よりお客様に多角的に楽しんでいただこうとあれこれ趣向を凝らしてみました。自分の立場だったらどういことが知りたいか、また、私にとってはとても当たり前のもの
(カメラや写真のポジ)なども持ち込みお客様に写真家としての仕事道具もみてもらいました。なかなか上から覗き込むタイプのカメラは見る機会がないとおもいますので、皆さん興味深そうに覗き込んでいました。ポジも一枚一枚独立していますので、光かざしてご覧になっていました。喜んでいただけたようで何よりです。
今回は高齢者支援の一面もありましたので、こうしてがんばっている自分の姿を皆さんにお見せできたことが少しでも誰かのお力になれれば幸いです。足をお運びくださった皆さん、細井さんをはじめとしたスタッフの皆さんありがとうございました。9月には写真展も行いますので、これからはこちらの準備にかかります。少しずつですが、がんばって前に進んでいきます。これからもよろしくお願いいたします。
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